专利摘要:
本発明は、ヒト患者の脛骨(1)と前記距骨(2)との間の関節を固定するためのシステムであって、前外側プレート(3)および前内側プレート(7)を少なくとも備えているシステムに関する。また、本発明は、外科物品の分野に関する。
公开号:JP2011515172A
申请号:JP2011501260
申请日:2008-03-27
公开日:2011-05-19
发明作者:ヒンターマン,ベアート
申请人:ニューディール;
IPC主号:A61B17-58
专利说明:

[0001] 本発明は、例えば、関節固定を行うことを目的として、関節の2つの部分を一緒に固定するように設計された外科装置の一般的な技術分野に関する。]
[0002] 本発明は、さらに詳細には、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するためのシステムに関する。]
背景技術

[0003] 脛骨と距骨との間の関節に生じるいくつかの病変(原発性変形性関節症、外傷後変形性関節症、または足首関節炎)において、または全足首置換に不都合が生じた後に、2つの骨(距骨および脛骨)を一緒に融合させるために、関節固定を行うことが必要な場合がある。一般的に、関節固定手術は、関節を定位置に不可逆的に固定するので、細心の注意を払う必要がある。脛骨と距骨との間の関節の固定は、その関節がヒトの歩行サイクルの本質的な部分を果たしている限りにおいて、極めて重要である。従って、脛骨と距骨との間の関節が受ける負荷サイクルを特に考慮すれば、その関節の固定は、どのような術後の不快さも回避するために、最小侵襲的かつ高精度な方法によって行われることが重要であることを理解されたい。]
[0004] 現在、足首関節固定は、大抵の場合、骨固定プレートによって行われるようになっており、該プレートに、融合されることになる骨にプレートを固定するための固定ネジを受けるように設計された孔が設けられている。]
[0005] 脛骨または距骨の外側に固定されるように設計されたプレートが、知られている。しかし、残念なことに、これらのプレートは、その取付けが、特に腓骨の存在による手術の困難さによって、一般的に難しい。加えて、これらの周知のプレートは、骨の輪郭にぴったりと適合することができない形状を有しているので、術後になって患者に不快さおよび副作用をもたらすおそれがあると共に、外科的介入の円滑化を妨げることになる。この問題を解消するために、外科医は、(プライヤーを用いて)、プレートを手動で折り曲げることによって、手術中にプレートを成形するステップを行わざるを得ないことがある。このような折曲げステップは、外科介入をさらに著しく制約し、また折曲げ区域において金属を脆弱化し、これによって、強度に関する大きな欠点をもたらすことがある。加えて、固定ネジがプレートを貫通することを可能にする開口を設ける必要があるが、まさに前記開口の存在によって、プレート折曲げステップが複雑になる。{ひこつ}]
[0006] 従って、周知のプレートは、良好な手術条件下で、かつ術後になって患者に不快さおよび副作用をもたらすおそれを最小限に抑える条件下で、脛骨/距骨を行うことができない。]
発明が解決しようとする課題

[0007] 従って、本発明の目的は、種々の前述の欠点を改善し、良好な手術条件下で関節固定を行うと共に、特に安定した、強力かつ精緻で、患者に苦痛をもたらさない骨融合を得ることを可能にする、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するための新規のシステムを提案することにある。]
[0008] 本発明の他の目的は、どのような場合でも、とりわけ、患者に苦痛をもたらさない、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するための新規のシステムを提案することにある。]
[0009] 本発明の他の目的は、特に容易かつ迅速に設置され、特に信頼性のある骨融合をもたらす、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するために新規のシステムを提案することにある。]
[0010] 本発明の他の目的は、脛骨と距骨との間の骨接合術のプロセスを容易にする、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するための新規のシステムを提案することにある。]
[0011] 本発明の他の目的は、特に簡単、迅速、かつ信頼性のある方法によって骨接合術を容易にすることができる、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するための新規のシステムを提案することにある。]
課題を解決するための手段

[0012] 本発明の目的は、ヒト患者の脛骨と距骨との間の関節を固定するためにシステムにおいて、
・リンク区域によって相互接続された脛骨外側帯片および距骨外側タブをそれ自体が備えている前外側プレートであって、前記脛骨外側帯片、前記距骨外側タブ、および前記リンク区域は、脛骨外側帯片の少なくとも一部が、前脛骨陵に対して患者の体の外側の方に位置している脛骨の前外側面に実質的に寄り掛かるように、かつ距骨外側タブが距骨に実質的に寄り掛かるように形作られている、前外側プレートと、
・リンク区域によって相互接続された脛骨内側帯片および距骨内側タブをそれ自体が備えている前内側プレートであって、前記脛骨内側帯片、前記距骨内側タブ、および前記リンク区域は、脛骨内側帯片の少なくとも一部が、前脛骨陵に対して患者の体の内側の方に位置している脛骨の前内側面に実質的に寄り掛かるように、かつ距骨内側タブが距骨に実質的に寄り掛かるように形作られている、前内側プレートと、
を少なくとも備えていることを特徴とするシステムによって、達成されることになる。]
[0013] 本発明の目的は、本発明のシステムの一部をなすように設計された前外側プレートによっても、達成されることになる。]
[0014] 本発明の目的は、本発明のシステムの一部をなすように設計された前内側プレートによっても、達成されることになる。]
[0015] 本発明の他の利点および他の目的は、以下の説明を読み、単なる例示的かつ非制限的な例として与えられている添付の図面を検討することによって、さらに明らかになるであろう。]
図面の簡単な説明

[0016] 脛骨と距骨との間の関節を固定するために、ヒト患者の右脛骨と右距骨に配置されている本発明のシステムの前外側プレートおよび前内側プレートの正面図(腹面図)である。
正面図(腹面図)ではなく外方から見た側面図であることを除けば、図1と同じ図である。
内方から見た側面図であることを除けば、図1および図2と同じ図である。
図1〜図3の前外側プレートを外方から見た側面図である。
図4の前外側プレートを内方から見た側面図である。
図4および図5の前外側プレートの後面図(背中図)である。
図4〜図6の前外側プレートの正面図(腹面図)である。
図1〜図3の前内側プレートの正面図(腹前図)である。
図8の前内側プレートの後方から見た輪郭図である。
図8および図9の前内側プレートを外方から見た図である。
図8および図10の前内側プレートを内方から見た図である。
図8〜図11の前内側プレートの後面図(背中図)である。
ヒト患者の右脛骨と右距骨との間の関節を固定するための本発明のシステムの一部をなす前外側プレートおよび前内側プレートから構成されている1対のプレートを示す図である。
ヒト患者の左脛骨および左距骨との間の関節を固定するように設計されている本発明の一部をなす前外側プレートおよび前内側プレートから構成されている1対のプレートの正面図である。
骨アンカーネジと協働する図14の前外側プレートを示す側面図である。
脛骨と距骨との間の関節を圧縮するための圧縮手段をなすプライヤーの平面図である。
図16のプライヤーの第1の顎に関連付けられるように設計された固定具・ガイドブッシュの斜視図である。
図16のプライヤーの第2の顎に関連付けられるように設計された固定ネジの斜視図である。
図16のプライヤーが、いかに図17のブッシュと最初に協働し、次いで図18のネジと協働するかを示す図である。
図19の圧縮手段が、いかに図14の前内側プレートと協働して用いられるかを示す図である。
前外側プレートおよび前内側プレートを骨に固定するのに適した(切頭円錐および球面をそれぞれ有するヘッドの付いた)ネジおよび対応するロック・ネジ(Surfix(登録商標)形式のシステム)の例を示す図である。
前外側プレートおよび前内側プレートを骨に固定するのに適した(切頭円錐および球面をそれぞれ有するヘッドの付いた)ネジおよび対応するロック・ネジ(Surfix(登録商標)形式のシステム)の例を示す図である。] 図1 図10 図11 図14 図16 図17 図18 図19 図2 図3
実施例

[0017] 本発明は、足首の関節固定を行うことを目的として、ヒト患者の脛骨1と距骨2との間の関節を固定するためのシステムに関する。]
[0018] 従って、本発明のシステムは、有利には、足首関節固定システムを構成している。]
[0019] 本発明のシステムは、脛骨1の前面(腹側面)および距骨2の前面の両方に固定されるように設計された前外側プレート3を少なくとも備えている。]
[0020] 前外側プレート3は、外科手術によって移植されるように設計されたプレートである。]
[0021] 前外側プレート3は、剛性であるという特徴を有しており、好ましくは、硬質かつ剛性の材料、例えば、ステンレス鋼、チタン、または外科等級の任意の他の金属材料から作製されている。]
[0022] 前外側プレート3は、それ自体、リンク区域6によって相互接続された脛骨外側帯片4および距骨外側タブ5を備えている。換言すると、脛骨外側帯片4からリンク区域6が延在しており、このリンク区域6から距骨外側タブ5が延在している。前外側プレート3は、好ましくは、図示されているように、細長の全体形状を有している。すなわち、前外側プレート3の全長は、その幅およびその厚みのいずれよりも著しく大きくなっている。]
[0023] 本発明によれば、前記脛骨外側帯片4、前記距骨外側タブ5、および前記リンク区域6は、
・脛骨外側帯片4の少なくとも一部が、前脛骨陵1Bに対して患者の体の外側の方に位置している脛骨1の前外側面1Aに実質的に寄り掛かるように、かつ
・距骨外側タブ5が、距骨2、好ましくは、距骨2のネック2Aに実質的に寄り掛かるように、
形作られている。]
[0024] 換言すれば、脛骨外側帯片4、距骨外側タブ5、およびリンク区域6は、前外側プレート3が患者の体内のその最終的な移植位置に取り付けられたときに、脛骨外側帯片4が脛骨1の前外側面1Aに実質的にぴったりと適合すると共に、距骨外側タブ5が距骨2、好ましくは、距骨2のネック2Aに実質的に押圧されるように、互いに位置決めされ、配向され、かつ寸法決めされている。]
[0025] 従って、前外側プレート3は、脛骨1の遠位端と重なり合って配置され、かつその前外側面1Aに押圧されるように、設計されている。]
[0026] 有利には、図示されているように、前外側プレート3は、その最終的な移植位置に配置されたとき、その脛骨外側帯片4が前脛骨陵1Bと実質的に向き合って平行に延在するように、形作られている。従って、脛骨外側帯片4は、前外側面1Aの(前脛骨陵1Bのごく近傍の)部分に対して押圧されることになる。前外側面1Aの該一部は、実質的に平坦であるという特徴を有しており、これによって、脛骨外側帯片4が、以下にさらに詳細に述べる手段によって、脛骨1に安定にかつ効率的に固定されることが可能になる。]
[0027] 好ましくは、前外側プレート3のリンク区域6は、脛骨1の遠位端において骨の隆起をなす脛骨ピロン1Cの少なくとも一部に重なり合うように、設計されている。前外側プレート3を患者が容易に耐えられるように、すなわち、前記患者により苦痛をもたらさないようにするために、前外側プレート3のリンク区域6は、好ましくは、該リンク区域が覆うことになる脛骨ピロン1Cの部分の形状と実質的に相補的な形状を有している。]
[0028] 好ましくは、前外側プレート3のリンク区域6は、図示されているように、脛骨ピロン1Cの輪郭に適合するように著しく湾曲した形状を有している。このように、本発明の前外側プレート3は、概略的に解剖学的な形状を有している。すなわち、前外側プレート3は、該プレートが固定されることになる骨構造の解剖学的形状に可能な限り厳密に適合するように、形作られている。この特性によって、前外側プレート3は、患者が容易に耐えることができるようになっており、かつ外科医が容易に取り付けることができるようになっている。]
[0029] 選択されたこの特定の位置決め、すなわち、脛骨1の前外側面1A上への位置決めによって、前外側プレート3の外科手術による配置も、著しく容易になる。すなわち、この位置決めは、前方アプローチしか必要としないので、外科医の作業が容易になる。]
[0030] このような前方アプローチは、外方アプローチ、後方アプローチ、または内方アプローチよりも良好な視認性をもたらし、これらの他のアプローチに必要とされる切開と比較してわずかな切開しか必要せず、かつプレートの取付けが容易である。プレートの取付けが容易である理由は、前方アプローチが、腓骨(外方アプローチの場合の障害物)、アキレス腱(後方アプローチの場合の障害物)、または踝(内方アプローチの場合の障害物)のような解剖学的障害物によっても妨げられないからである。加えて、前方外科的アプローチが全足首プロテーゼの取付けに利用できることは、すでに知られている。従って、同じ外科医が距骨−脛骨関節固定を行うために前方アプローチを用いることを提案することは、特に全足首プロテーゼの取付けが十分でなかった後に前記関節固定を行うことができるので、極めて有利である。本発明は、前外側プレート3の極めて精緻な解剖学的な位置決めを特定し、かつ前外側プレート3の極めて特別な幾何学的形状を提案するものであり、その結果として、特定の移植部位の解剖学的構造に可能な限り厳密に適合することを可能とし、これによって、信頼性のある、効率的な、かつ苦痛をもたらさない固定を得ることを可能とするものである。]
[0031] 本発明のシステムは、前内側プレート7をさらに備えている。前内側プレート7も、外科的に、好ましくは、前外側プレート3と同じ前方アプローチによって、移植されるように設計されているプレートである。前内側プレート7も、剛性であるという特徴を有しており、好ましくは、硬質かつ剛性の材料、例えば、ステンレス鋼、チタン、または外科等級の任意の他の材料から作製されている。]
[0032] 前内側プレート7は、それ自体、リンク区域10によって相互接続された脛骨内側帯片8および距骨内側タブ9を備えている。換言すると、脛骨内側帯片8からリンク区域10が延在しており、このリンク区域10から距骨内側タブ9が延在している。好ましくは、前内側プレート7は、細長の全体形状を有している。すなわち、前内側プレート7の全長は、その幅およびその厚みのいずれよりも著しく大きくなっている。]
[0033] 前記前内側プレート7の前記脛骨内側帯片8、前記距骨内側タブ9、および前記リンク区域10は、
・脛骨内側帯片8の少なくとも一部が、前脛骨陵1Bに対して患者の体の内側の方に位置している脛骨1の前内側面1Dに実質的に寄り掛かるように、かつ
・距骨外側タブ9が、距骨2、好ましくは、距骨2のネック2Aに実質的に寄り掛かるように、
形作られている。]
[0034] 従って、本発明のシステムの特に有利な技術的特徴の1つは、2つのプレート3,7を、少なくとも部分的に前脛骨陵1Bの両側において、脛骨1の遠位部分に向かって配置することにあり、前記前外側プレート3および前記前内側プレート7は、いずれも脛骨1の遠位部分および距骨2に固定されるように設計されている。このような配置によって、特に安定してかつ効率的であると共に特に患者が十分に耐えることができる固定が得られることになる。患者が特に十分に耐えることができる理由は、前外側プレート3と同様、前内側プレート7が、該プレートが取り付けられてかつ固定されることになる骨構造の輪郭に可能な限り厳密に適合するようになっているからである。]
[0035] 本発明のシステムは、特に取り付けが容易である。何故なら、前外側プレート3と同様、前内側プレート7は、前述の利点が得られる前方アプローチによって、取り付けられることが可能になっているからである。また、両方のプレート、すなわち、前外側プレート3および前内側プレート7は、同一の前方切開によって、取り付けられることが可能である。]
[0036] 好ましくは、前内側プレート7のリンク区域10は、脛骨ピロン1Cの少なくとも一部に重なり合うように設計されており、この目的のために、前内側プレート7の前記リンク区域10は、頸骨ピロン1Cの前記部分の形状と実質的に相補的な形状を有している。]
[0037] 従って、前内側プレート7は、有利には、該プレートが覆ってかつ固定されることになる解剖学的構造の輪郭にぴったりと適合し、これによって、固定の信頼性および安定性をもたらすのみならず、患者に苦痛をもたらさないようになっている。]
[0038] 有利には、図示されているように、前内側プレート7は、その最終的な移植位置に配置されたときに、その脛骨内側帯片8が、内側において、前脛骨陵1Bに対して少なくとも部分的に実質的に向き合って平行に延在するように、形作られている。すなわち、脛骨内側帯片8は、前内側面1Dの(前脛骨陵1Bのごく近傍の)部分に対して少なくとも部分的に押圧されるようになっている。前内側面1Dの該部分は、実質的に平坦な特徴を有しており、これによって、脛骨内側帯片8は、以下にさらに詳細に述べる手段によって、脛骨1に安定にかつ効率的に固定されることが可能になる。]
[0039] さらに具体的には、図示されているように、前内側プレート7は、前脛骨陵1Bに部分的に跨って位置決めされるように設計されている。よく知られているように、かつ図示されているように、前脛骨陵1Bは、脛骨1の全長にわたって直線状ではなく、脛骨1の遠位端の近傍において内踝11の方に傾斜している。従って、前内側プレート7は、有利には、その脛骨内側帯片8の(自由端の方に位置している)端部分のみが前脛骨陵1Bに対して内方に配置されるように、設計されている。換言すると、前内側プレート7は、好ましくは、その距骨内側タブ9が距骨2のネック2Aに実質的にぴったりと適合し、この距骨内側タブ9からリンク区域10が延在し、このリンク区域10が脛骨ピロン1Cによって形成された隆起の大半にぴったりと適合するように、設計されている。次いで、リンク区域10から、脛骨内側帯片8の第1の部分(または遠位部)が延在しており、前記第1の部分は、前脛骨陵1Bの下方に位置している。前記遠位部からは、第2の部分(または端部分)が延在しており、該第2の部分は、好ましくは、前脛骨陵1Bと実質的に向き合って平行に延在している(図1参照)。] 図1
[0040] 本発明は、前内側プレート7の極めて精緻な解剖学的な位置決めを特定し、かつ前内側プレート7の極めて特別な幾何学的形状を提案するものであり、その結果として、特定の移植部位の解剖学的な構造に可能な限り厳密に適合することを可能とし、これによって、信頼性のある、効率的な、かつ苦痛をもたらさない固定を得ることを可能とするものである。]
[0041] 有利には、特に図9および図10に示されているように、前内側プレート7は、脛骨1の前内側面1Dの輪郭および距骨2、さらに具体的には、距骨2のネック2Aの輪郭の両方に適合するように、著しく捩じられた形状を有している。] 図10 図9
[0042] 好ましくは、前外側プレート3も、前側面1Aの輪郭および距骨2のネック2Aの輪郭の両方に適合するために、このように著しく捩じれた形状を有している。]
[0043] 有利には、前内側プレート7の脛骨内側帯片8は、特に図2、図3および図10に示されているように、脛骨1の前内側面1Dの輪郭および脛骨ピロン1Cの少なくとも一部の輪郭の両方に適合するために、実質的に円弧状の形状を有している。換言すると、脛骨内側帯片8は、好ましくは、前内側面1Dに拡がるのみならず、ピロン1Cによって形成された隆起の起点にぴったりと適合するように形作られ、かつ寸法決めされている。なお、隆起の残りは、リンク区域10内にぴったりと嵌合するようになっており、このリンク区域10から、距骨内側タブ9が延在している。] 図10 図2 図3
[0044] 本発明の範囲内に含まれている前外側プレート3および前内側プレート7の極めて特別な位置決めによって、寸法が小さくて取付けが容易な2つのプレートのみによって、極めて頑強で安定しており、苦痛をもたらすことなく、加えて、特に先行技術によって知られている技術を考慮した場合、外科医が容易に行うことができる固定を得ることができる。]
[0045] 有利には、さらに具体的には図10および図11に示されているように、前内側プレート7は、(好ましくは、前外側プレート3と同様)、輪郭で見て、実質的にスプーン状の形状を有しており、脛骨内側帯片8は、該スプーンのハンドルに相当し、リンク区域10および距骨内側タブ9は、該スプーンの凹部(受部)をなしている。有利には、距骨内側タブ9は、主長手方向X−X’に延在しており、この主長手方向X−X’は、横方向に、すなわち、脛骨内側帯片8が延在している主長手方向Y−Y’に対して患者の体の外側に向かって、傾斜している。] 図10 図11
[0046] 換言すると、正面図(図8)から分かるように、前内側プレート7は、実質的に直線状の本体部を有しているが、この本体部は、脛骨内側帯片8およびリンク区域10に実質的に対応している。この本体部に、該本体部に対してゼロでない角度で傾斜している「へら」状要素が設けられているが、該「へら」状要素は、距骨内側タブ9に対応している。] 図8
[0047] 好ましくは、前外側プレート3は、前脛骨陵1Bを中心として、前内側プレート7の形状と実質的に対称的な形状を有している。すなわち、距骨外側タブ5は、有利には、距外側帯片4に対して患者の体の内側に向かって傾斜している。]
[0048] この特徴によって、タブ5,9は、距骨2のネック2Aの中心に向かって収束し、これによって、このネックの骨表面を利用することができる。すなわち、この骨表面は、(この領域が略平面であるという特徴を有していることから)固定するのに有効であるのみならず、外科医がこの骨表面にアクセスするのが容易であり、かつ外科医がこの骨表面を特定するのが容易である。]
[0049] 有利には、本発明のシステムは、少なくとも1つの第1のアンカー部材12をさらに備えている。アンカー部材12は、ヘッド12Aと、ヘッド12Aから延在している骨アンカーシャンク12Bと、を備えている。頸椎内側帯片8は、第1の支持面8Bを有する第1の開口8Aを少なくとも備えており、この第1の支持面8Bに対して、前記ヘッド12Aが当接するように設計されている。前記第1の支持面8Bは、有利には、アンカーシャンク12Bが(図3において点線で示されているように)脛骨1および距骨2の両方を貫通することが可能となる方向に延在できるように、形作られている。従って、シャンク12Bは、関節横断アンカーシャンクをなしている。他の特に有利な実施形態では、第1の開口8Aの第1の支持面8Bは、有利には、アンカーシャンク12Bが脛骨1、距骨2、および踵骨(図示せず)を貫通することができるように、形作られている。従って、第1の開口8Aの第1の支持面8Bの適合された配向を対応する第1のアンカー部材12のシャンク12Bの十分な長さと組み合わせることによって、前内側プレート7、脛骨1、距骨2、および任意選択的に踵骨を一緒に締め付ける関節横断固定を達成することが可能となる。] 図3
[0050] 好ましくは、第1のアンカー部材12は、脛骨1および距骨2の両方にねじ込まれるように設計された骨ネジによって構成されており、その長さは、この目的に適するようになっている。]
[0051] 有利には、図示されているように、脛骨内側帯片8は、複数の開口8A,8C,8Dを備えている。これらの開口の各々は、対応するアンカー部材に関連付けられるように設計されている。有利には、第1の開口8Aは、脛骨内側帯片8のリンク区域10の可能な限り近くに配置されている。すなわち、第1の開口8Aは、脛骨内側帯片8からもっとも遠くに離れた開口を構成している。換言すると、リンク区域10に最も近い開口が、第1の開口8Aに対応している。]
[0052] 従って、図示されている例では、脛骨内側帯片8は、3つの開口8A,8C,8D、すなわち、近位開口8D、中間開口8C、および第1の開口8Aに対応している遠位開口を備えている。]
[0053] 好ましくは、関節横断固定部材をなす第1のアンカー部材12のシャンク12Bの位置決めを容易にするために、第1の開口8Aは、ピロン1Cによって形成された骨の隆起の起点の近傍に実質的に配置されるべく、脛骨内側帯片8上に位置決めされるようになっている。本出願人は、この位置が、脛骨1および距骨2を同一のシャンク12Bによって貫通することによって安定した剛直な固定を容易に得ることに、特に貢献していることを見出したものである。]
[0054] 第1の関節横断アンカー部材12の取付けを容易にするために、第1の開口8Aの第1の支持面8Bは、有利には、脛骨内側帯片8が延在している主長手方向Y−Y’に対して傾斜して配置された中心面Pに沿って延在するようになっている。換言すれば、図示されているように、第1の開口8Aは、脛骨内側帯片8の(骨に接触することになる)内面13とその反対側の外面14との間で、脛骨内側帯片8の厚みを貫通しており、第1の支持面8Bは、内面13および/または外面14に対して傾斜して配置されている。]
[0055] 好ましくは、第1の開口8Aの第1の支持面8Bは、脛骨内側帯片8に対する第1のアンカー部材12の配向を調整可能とするために、実質的に丸い形状、好ましくは、球面部の形状を有している。この目的のために、第1の支持面8Bに接触することになる第1のアンカー部材12のヘッド12A、またはヘッド12Aの少なくとも一部は、相補的な球形状を有している(図22参照)。] 図22
[0056] 従って、外科医は、例えば、X線検査によって、シャンク12Bが脛骨1および距骨2の両方を実際に貫通していることを確実なものとするように、脛骨内側帯片8に対する第1のアンカー部材12の配向を微調整することが可能となる。]
[0057] 好ましくは、骨への良好な固定を容易にするために、第1のアンカー部材12のシャンク12Bは、脛骨内側帯片6に設けられた他の開口8C,8Dと協働して用いられる他のアンカー部材のシャンクの直径(例えば、3mm)よりも著しく大きい直径(例えば、3.5mmの直径)を有している。]
[0058] 有利には、距骨内側帯片9にも、開口、好ましくは、三角形をなすように配置された3つのこのような開口が設けられている。距骨内側タブは、有利には、脛骨内側帯片8の形状およびリンク区域10の形状のいずれよりも広い形状を有している。好ましくは、前記リンク区域10は、どのような開口も備えておらず、これによって、外科医が、手術中に、特定の解剖学的条件に適合させるために行うことを望む可能性のあるプレートの曲げステップが容易になる。]
[0059] 従って、前内側プレート7は、好ましくは、その脛骨内側帯片8に設けられた一直線に並んだ3つの固定開口と、その距骨内側タブ9に設けられた一直線に並んでいない3つの固定開口と、を備えている。]
[0060] 前述したように、第1の開口8Aは、有利には、該開口と協働するように設計されたネジの角度付けを調整可能にする球状支持面8Bを有しており、前記球状支持面8Bは、ネジを脛骨1および距骨2の両方に向かって導くように、さらに明確に配向されている。従って、(第1のアンカー部材12に対応している)該ネジは、関節横断ネジをなすものである。]
[0061] 好ましくは、他の開口の各々には、ネジヘッドを係止することができるロック・ネジを受け入れるように設計された雌ネジ部が上方に付されている切頭円錐状の支持面(2007年6月21日に出願された仏国特許出願第0704449号および1989年5月26日に出願された欧州特許出願第0345133号(これらの内容は、本明細書に含まれるものとする)に特に記されているSurfix(登録商標)形式のシステム)が設けられている。]
[0062] 有利には、前述の仏国特許出願第0704449号に記載されているように、好ましくは第1の開口8Aを除けば、前内側プレート7に設けられた各開口は、(特に堅実かつ安定した固定のための)図21に示されている切頭円錐ヘッドを有するネジ、または(プレートに対するネジの角度付けを調整することができる固定のための)図22に示されているような球状ヘッドを有するネジのいずれに対しても、同じように良好に用いられることが可能であり、いずれの場合も、ロック・ナットを用いて、ネジを効果的にプレートに固定することができる。] 図21 図22
[0063] 好ましくは、前外側プレート3は、脛骨外側帯片4が好ましくは脛骨内側帯片8よりも長いという点、より多くの開口(ネジ式の固定部材を受け入れるように設計された5つの開口)が設けられているという点、およびリンク区域6の最も近くに位置する遠位開口は、他のネジよりも長くかつ大きい直径のネジ15が脛骨1および距骨2の両方を貫通することを可能にするように傾斜して配置された支持面を有しているという点を除けば、前内側プレート5の設計と実質的に同様の設計を有している。]
[0064] 有利には、本発明のシステムは、脛骨1と距骨2との間の関節を圧縮するための圧縮手段16をさらに備えており、前記圧縮手段16は、
−脛骨1に一時的に固定されるように設計された第1の顎16Aと、
−プレートのいずれか1つ、すなわち、前外側プレート3または前内側プレート7に一時的に固定されるように設計された第2の顎16Bと、
−第1の顎16Aおよび第2の顎16Bを閉合するための閉合手段(好ましくは、手動手段)と、
を備えている。]
[0065] 好ましくは、前外側プレート3および前内側プレート7の片方または両方は、ネジ孔を備えており、該ネジ孔内に、第2の顎16B自体または前記第2の顎16Bに取り付けられた独立片17がねじ込まれるように設計されている。有利には、前記ネジ孔は、脛骨外側帯片4または脛骨内側帯片8(好ましくは、脛骨外側帯片4)に、さらに好ましくは、該帯片の自由端の方に設けられている。好ましくは、図示されているように、圧縮手段16は、1対のプライヤーの形態にあり、第2の顎16Bは、スリーブを備えており、該スリーブ内に、ブッシュ17Aが係合されるようになっている。このブッシュは、雄ネジ部17Bを備えている。前記雄ネジ部17Bは、好ましくは、脛骨外側帯片4の自由端の最も近くに設けられた近位開口4Dの雌ネジ部内にねじ込まれるか、または(図20に示されているように)脛骨内側帯片8の自由端の最も近くに設けられた近位開口8Dの雌ネジ部内にねじ込まれるように、設計されている。このように、第2の顎は、該当する開口4Dまたは8D内にねじ込まれることによって、脛骨外側帯片4または脛骨内側帯片8に固定されるようになっている。従って、該開口のネジ切り(tapping)は、2つの機能を果たすことになる。何故なら、第1に、圧縮手段16の第2の顎16Bを該プレートに固定することができ、第2に、いったん圧縮が行われたなら、ロック・ネジと協働し、該開口内に挿入される固定ネジのヘッドを係止することができるからである(前述の仏国特許出願第0704449号および欧州特許出願第0345133号に記載されたSurfix(登録商標)システム)。] 図20
[0066] 当然ながら、本発明は、当該圧縮手段自体にも独立して関係しており、同様に、前外側プレート3自体および前内側プレート5自体にも独立して関係している。]
[0067] 当該プレートの各々も、それ自体、独立した発明を構成している。]
[0068] 以下、本発明のシステムの使用について、さらに詳細に説明する。]
[0069] まず、患者がX線手術テーブル上に背臥位で横たわる。10cmから12cmの範囲内の長手方向の前方切開が、脛骨の前方腱に直接横方向に形成される。次いで、外科医は、脛骨1の前面および距骨2の前面の両方を露わにするために、外科的な洗浄を行う。具体的には、外科医は、距骨円蓋および脛骨遠位端から軟骨を除去する。骨移植片が、距骨−脛骨関節内に挿入されてもよい。]
[0070] 次いで、外科医は、好ましくは、前外側プレート4を最初に取り付ける。この目的のために、外科医は、まず、図21および図22に示されているようなSurfix(登録商標)式の3つのネジ&ロック・ネジの組によって、距骨外側タブ5を距骨2のネック2Aに固定する。距骨外側タブ5は、距骨2のネックの外側に位置決めされ、距骨外側タブ5に設けられた3つの固定開口のそれぞれに挿入された3つのネジによって、固定される。] 図21 図22
[0071] 次いで、外科医は、脛骨1と距骨2との間の関節を圧縮することになる。]
[0072] この目的のために、圧縮手段16を構成するプライヤーの第1の顎16Aが、仮ネジ18によって、脛骨1に固定される一方、第2の顎16Bが、ブッシュ17Aを介して、脛骨外側帯片4に設けられた固定開口と真っ直ぐに並んで、脛骨1内にねじ込まれる。]
[0073] 従って、圧縮プライヤーは、開位置の状態で、脛骨外側帯片4および踵2の両方に固定されている。次いで、外科医は、プライヤーのアーム16Cに力を加え、これによって、第1の顎16Aおよび第2の顎16Bを閉合させる。さらに具体的には、第1の顎16Aを静止したままとし、第2の顎16Bを第1の顎16Aに向かって移動させ、第2の顎16Bと一緒に、前外側プレート4および前記プレート4が固定された距骨2を上方に移動させる。従って、距骨2は、脛骨1の遠位基部に圧縮されることになる。関節がこのように圧縮された状態で、脛骨外側帯片4は、脛骨外側帯片4に設けられた開口に挿入されたネジによって、脛骨1によって永久的に固定されることになる。]
[0074] いったん前外側プレート3がこのように固定されると、外科医は、前内側プレート7を同様に挿入し、かつ固定することになる。]
[0075] 本発明の産業上の用途は、距骨−脛骨関節を固定するシステムを開発し、製造し、かつ用いることにある。]
权利要求:

請求項1
ヒト患者の脛骨(1)と距骨(2)との間の関節を固定するためのシステムにおいて、リンク区域(6)によって相互接続された脛骨外側帯片(4)および距骨外側タブ(5)をそれ自体が備えている前外側プレート(3)であって、前記脛骨外側帯片(4)、前記距骨外側タブ(5)、および前記リンク区域(6)は、前記脛骨外側帯片(4)の少なくとも一部が、前脛骨陵(1B)に対して前記患者の体の外側の方に位置している前記脛骨(1)の前外側面(1A)に実質的に寄り掛かるように、かつ前記距骨外側タブ(5)が前記距骨(2)に実質的に寄り掛かるように形作られている、前外側プレート(3)と、リンク区域(10)によって相互接続された脛骨内側帯片(8)および距骨内側タブ(9)をそれ自体が備えている前内側プレート(7)であって、前記脛骨内側帯片(8)、前記距骨内側タブ(9)、および前記リンク区域(10)は、前記脛骨内側帯片(8)の少なくとも一部が、前記前脛骨陵(1B)に対して前記患者の体の内側の方に位置している前記脛骨(1)の前内側面(1D)に実質的に寄り掛かるように、かつ前記距骨内側タブが前記距骨に実質的に寄り掛かるように形作られている、前内側プレート(7)と、を少なくとも備えていることを特徴とするシステム。
請求項2
前記前内側プレート(7)の前記リンク区域(10)は、脛骨ピロン(1C)の少なくとも一部と重なり合うように設計されており、前記リンク区域(10)は、前記脛骨ピロン(1C)の前記一部の形状と実質的に相補的な形状を有していることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
請求項3
前記前内側プレート(7)は、前記脛骨(1)の前記前内側面(1D)の輪郭および前記距骨(2)の輪郭の両方に適合するように著しく捩じられた形状を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載のシステム。
請求項4
前記脛骨内側帯片(8)は、前記脛骨(1)の前記前内側面(1D)の輪郭および前記脛骨ピロン(1C)の少なくとも一部の輪郭の両方に適合するように実質的に円弧状の形状を有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
請求項5
前記前内側プレート(7)は、輪郭で見て、実質的にスプーンの形状を有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
請求項6
前記距骨内側タブ(9)は、前記脛骨内側帯片(8)が延在している主長手方向(Y−Y’)に対して前記患者の体の外側に向かって傾斜している主長手方向(X−X’)に延在していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
請求項7
ヘッド(12A)および前記ヘッド(12A)から延在している骨アンカーシャンク(12B)が設けられたアンカー部材(12)を少なくともさらに備えており、前記脛骨内側帯片(8)は、前記ヘッド(12A)が当接するようになっている第1の支持面(8B)が設けられた第1の開口(8A)を少なくとも備えており、前記支持面(8B)は、前記アンカーシャンク(12B)が前記脛骨(1)および前記距骨(2)を貫通することが可能となる方向に延在することができるように形作られていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
請求項8
前記第1の支持面(8B)は、前記脛骨内側帯片(8)が延在している前記主長手方向(Y−Y’)に対して傾斜して配置された中心面(P)内に延在していることを特徴とする、請求項7に記載のシステム。
請求項9
前記第1の支持面(8B)は、前記脛骨内側帯片(8)に対する前記第1のアンカー部材(12)の配向を調整可能とするために、実質的に丸い形状を有していることを特徴とする、請求項7または8に記載のシステム。
請求項10
前記脛骨内側帯片(8)は、複数の開口(8A,8C,8D)を備えており、該開口の各々は、対応するアンカー部材に関連付けられるように設計されており、前記前内側プレート(7)の前記リンク区域(10)に最も近い前記開口は、前記第1の開口(8A)に対応していることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載のシステム。
請求項11
前記第1のアンカー部材(12)の前記シャンク(12B)は、前記他のアンカー部材の前記シャンクの直径よりも著しく大きい直径を有していることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
請求項12
前記脛骨(1)と前記距骨(2)との間の関節を圧縮するための圧縮手段(16)をさらに備えており、前記圧縮手段(16)は、前記脛骨(1)に一時的に固定されるように設計された第1の顎(16A)と、前記プレートのいずれか1つ、すなわち、前記前外側プレート(3)または前記前内側プレート(7)に一時的に固定されるように設計された第2の顎(16B)と、前記第1および第2の顎(16A,16B)を閉合するための手動手段である、閉合手段(16C)と、を備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のシステム。
請求項13
前記前外側プレート(3)および前記前内側プレート(7)の片方または両方が、ネジ孔(4D,8D)を備えており、該ネジ孔内に、前記第2の顎(16B)自体または前記第2の顎(16B)に取り付けられた一片(17)がねじ込まれるように設計されていることを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
請求項14
前記ネジ孔(4D,8D)は、前記脛骨外側帯片(4)または前記距骨内側帯片(8)において、前記帯片の自由端の方に設けられていることを特徴とする、請求項12または13に記載のシステム。
請求項15
請求項1〜14のいずれか一項に記載のシステムの一部をなすように設計された前外側プレート。
請求項16
請求項1〜14のいずれか一項に記載のシステムの一部をなすように設計された前内側プレート。
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